杏奈薫 Episode4:“私の思う理想”を越えて。 | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

» 杏奈薫 Episode4:“私の思う理想”を越えて。

これまでいろんなタイプの男性と交際してきたものの、“自分の思う理想のど真ん中”という人と付き合う経験はなかった。
大切にしてくれる男性に好かれて付き合ってしあわせを経験すること……はできたけど、やっぱり理想どおりの人と付き合ってみたい。
理想を高くしたら、一生彼氏が出来なくなるかも。それでも、結婚するならずっとずっと大好きだと思える人がいい!
どこかに妥協した人生なんて、恋愛なんて、嫌だ。人生は一度きりなんだから……!!

そう決意し、自分の理想を事細かに書き出した。
容姿はもちろん、性格、生き方、きょうだい構成、学歴、服のセンス……、
収入だって高ければイイわけじゃない、私が一番心地好いと感じる男性の収入の下限と上限まで設定。

こんな理想的な男性は、多く見積もって100人にひとりかな。
だったら、100人の男性に会おう。100人の男性と新しく知り合えば、きっとこんな男性とも付き合える!

恋愛のためなら何でもする。それから私は毎週のように合コンやイベント、パーティに足を運んだ。
文字どおり100人の男性と仲良くなるころ……運命のその人と出逢えたのだ。
容姿も性格も何もかも理想どおり。私の書き出したとおりだった。すぐに惹かれ合い、付き合うことに。

夢みたい。とうとう叶ったんだ、私の理想どおりの恋が!!!

でも、その交際は長く続かなかった。
理想どおりの人と付き合うという初めての経験。私は想像もしなかったような感情に呑み込まれ、戸惑った。

私はありのまま振る舞っていればイイはずなのに、彼のことが好きすぎて好きすぎて……ありのままでいられなかった。
無理が高じて、彼とはじきに別れを迎えた。

自分の思う自分の理想と、本当の意味で自分にぴったりな理想とは、別なんだ。
私の思う私と、本当の私。“私”という個を超えた何か大きなものが、私の本当の理想やしあわせを知っている。
自分らしく付き合えなかったその恋をとおして、私はそう学んだ。

一方で、別れ際に彼に言われた言葉から気づいた事もあった。
「女性なんか一生信じられないと思ってたけど、薫のおかげでそんな気持ちは消えたよ」
好きで好きで仕方ないという私の一途さが、彼の過去の傷を癒やしていたっていうのだ!

ただ好きになって付き合って想いを注いだだけなのに、それがひとりの人生を変えた。
長い交際ではなかったけれど、その事実は私に確かな自信を与えてくれた。
私と付き合うことで、別れてもしあわせになってゆく人がいる。
恋につらいコトはあっても、きっと、無駄なコトなんてないんだ。恋って、なんてすばらしいんだろう……!

私の本当の理想を知っているのは私ではない、と理屈ではなく経験から理解、納得できたことで、
その後は理想を追い求める気持ちがあっさり消えてしまった。
同時に、ありのままの自分で恋ができるようになった。そして、恋は本当にすばらしいという確信が増した。

その後、なぜか私は片想いというものをしなくなった。
好きになった人には必ず好かれ、彼氏が欲しいと思ったら彼氏が出来る。
いまは彼氏はイイかなという時期には、恋ではなく人としての好意を向けてくれる友人だけが大勢いてくれる。

恋愛も、恋愛以外も、望んだ事が現実化する。「100%両思い体質」の人生が、ここから始まった。

掲載日:2018年01月16日(火)

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恋愛コンサルタント

杏奈薫(あんな かおる)

好きな人には必ず好かれ、そうでない人には人として愛される――「100%両思い体質」の生き方を伝える恋愛コンサルタント杏奈薫さん。初恋は4歳、6歳で死を考えた幼少期から現在に至るまでのストーリーとは?

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