30歳を過ぎた頃。結局器用貧乏だし、この歳でいつまでも踊っていてもと思い、何かを変えたくて海外に出ることにした。今までミーハーなイメージで毛嫌いしていたハワイになんとなく行ってみたら住みたくなってしまい、勢い余って学生ビザを申請しにだけ帰国、そのままハワイに1年住んだ。その足で、バックパッカーで世界一周旅行へも。
海外では、日本でも小さい私はさらに小さく子どもみたいだけど、それを笑う人もいなければ、子ども扱いする人もいなかった。また、日本ではフリーランスで好きな仕事を自由にしていると、世捨て人のような扱い、変わり者扱いされることもあったけど、海外では何をしていても個性やその人の生き方の尊重される感じがした。
世間体で生きなくてもいい開放感と、視野の広さを痛感した。
ある時タイのチェンマイのお寺で、タイ古式マッサージの資格を取りに行ってみた。すると、参加していたのは皆既にサロンを経営しているようなプロばかりで、気軽な気持ちで来たのは私だけ。「日本でどんな仕事してるの? 」という質問から、ちょっとセクシーなダンスをみんなに教えることに。やってみると、皆の体の動かなさにも驚いたけれど、それ以上に……。
「これ、他のダンスよりも体を綺麗に使う方法がわかるし、運動にもなるし、教室やりなよ! 」という言葉。第3の目の開いた瞬間だった!!
掲載日:2017年09月08日(金)
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セクシーボディメイクトレーナー/作家
恋愛や人生のお悩み相談員
アンドウミカ(あんどう みか)
フィットネススタジオのトレーナーであり、海外のショーで踊ってきた経験もあるアンドウさん。そんな彼女は昔、自身のルックスに劣等感を持っていた少女でした。劣等感に打ち勝った彼女のキッカケとは……?