牛尾佳子 Episode4:「未来は自分で変えられる」その言葉が初めて腑に落ちた。 | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

» 牛尾佳子 Episode4:「未来は自分で変えられる」その言葉が初めて腑に落ちた。

「周りに比べられていたんじゃない。
自分が、誰かと比べて今まで生きてきたんだ」

そう思えた時に初めて、自分のダメな所も許せるようになった。

私なりに、自分で自分を守ろうとしていたんだ。
満足できない、足りない充足感を埋めるために、
少しでもよくなりたい、といつも苦しみながらも頑張ってきた過去の自分の姿が
愛おしく思えた。

改めて自分と向き合った時、
人間関係の不調の原因は
人との付き合い方、距離の取り方にあった、ということにも気づいた。
こんな自分にも、大事にしてくれる家族がいて、友達がいて……。
日常の当たり前の事がありがたくて、
心からの感謝がこみ上げてきた。

勤めていた会社を辞めてまで、自分と一緒になることを選んでくれた夫。
思えば、お互い向き合うことから逃げていた……。
「もう一度やり直そう」
考え方を変えてゆくことで少しずつ接し方も変わり、
家族関係も夫婦関係もだんだんとほぐれていった。

「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分だけ」

どこかのセミナーでも聞いたことのある知識だったし、
頭ではわかってはいたが、
実体験を通じて
心の底から腑に落ちた。

もう逃げない。

自分の弱さに向き合い、蓋をしていたマイナスの感情の記憶を覗いては、
認めて、ひとつひとつ成仏させていった。

そして全てを終えた時、やっと本当の意味で未来に目を向けることができるようになった。

本来の自分がめざしたい目標は何だったのか。
美容という、人を綺麗にするという価値ある仕事をしているのに、
もっとうまく伝える方法はないのか。

改めて自分のめざす道を見つめ直した。

組織のリーダーとしてよりも、売上や数字に執着するよりも、
自分で自由に仕事をしていきたい。
本当に届けたい人に対して、届けていきたい。

自分の原点を振り返った。美容に対しての喜びを感じたきっかけ。
たかがニキビ、でも悩んでいる人にとっては深刻なことだ。

自分に全く自信が持てなかった私だからこそ、「肌が治ったこと」で未来が開けた経験を活かして、自分のことが好きになるきっかけを作りたい。

ニキビで悩んでいる人に向けて、仕事をしよう。
ニキビ専門の美容エステを開こう。
2016年8月、八王子ニキビ研究所を開業した。

コンプレックスは心の自殺に等しい。
コンプレックスのせいで、自分の可能性に蓋をしてしまう。

その蓋を開くお手伝いを私がすることで、
自分らしさを人生の中で発揮できる人が
一人でも多く増えてくれたらと思う。

エステ、美容を通じて
お客さんの新しい未来の作るお手伝いをしたい。

……未来は自分で変えられる。

これが私のKey page。

掲載日:2018年03月29日(木)

このエピソードがいいと思ったら...

この記事をお気に入りに登録

ニキビ専門エステ「八王子ニキビ研究所」代表

牛尾佳子(うしお よしこ)

ずっと自分に自信の持てなかった牛尾さんが自分を愛せるようになったきっかけは、「誰かに幸せにしてもらう」事をやめ「自ら未来を作り出そう」と決めた時でした。

エピソード特集