牛尾佳子 Episode2:自分の肌が綺麗に変われたことをきっかけに。 | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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仕事を始めたばかりの頃は、化粧品やエステの知識を学ぶ度に
「こんなに楽しいことあるのか!」と感動し、働くことが毎日楽しかった。

仕事を通じて、「人を綺麗にしたい、喜ばせたい」という想いが相手に伝わり、結果
私の幸せにもつながっていると信じていた。

しかし、月日が流れるにつれ対外的な評価を気にするようになった。
周りの人たちと比べては、
「あの人はもっとやっている」
「もっと数字を上げなきゃ」
と焦るようになった。
「数値でわかる成績」というものに囚われるようになっていた。

やればやるほど成績に繋がった。全国でも表彰されるようになった頃、
私の目標の全ては、売り上げを上げること、周りから認められることになっていた。

「数字を下げたら、自分の価値はなくなるんじゃないか」

気づけば、家族のことは後回しにし、お客様をいつも最優先。
家族に批判されても、
「この頑張りの先に独立がある。独立したら時間の余裕もできて、家族との時間も作れる」
そう信じていた。

お客様からの支持は得られても、仲間からの信用が得られなかった。
仕事での人間関係に満たされない気持ち。
それを引きずりますますギスギスする夫婦仲、家族関係。

思い通りに回らないチーム。やればやるほど、空回りする自分。
自分が指導する相手に対して募るイライラ。

「私が体験したように、肌がキレイになることでお客様に自信を持ってもらう」という
純粋な気持ちは変わらないのに、
チームや組織との関係に疲弊し、仲間と想いを共有することが出来なかった。

「なんでもっとやらないの?」
「この人のモチベーションを上げるにはどうすればいいんだろう?!」
人のモチベーションを高めることに悩み苦しんだ。

人の成功、自分の成功、周りの成功……歯車が噛み合わない。
(ここの成功は誰のことでしょう?家族の幸せ、仕事での達成、部下の成功・・・はどうですか?)
独立に必要な試験にも落ち続け、
離婚も考える程、夫婦仲もボロボロになっていた。

「一体、私の何がいけないの?」

ふと立ち止まった先には、
いつも、いつも、どこか満たされない
自信の無い顔をした私がいた。

「こんなに頑張ってるのに……。成果を出しているのに……。なぜ幸せじゃないんだろう」

良い面には目が向かない。
失敗、自分の足りない所ばかりを探してはいつも責め続けた。

八方塞がりになり、なにもかも疲れ果てた頃、
“選択理論心理学”というものに出合った。
「何か、何かが変わるかもしれない……」
藁にもすがる想いで研修に通い始めた。

研修を通じて、改めて自分の生き方、考え方の根本と正面から向き合うこととなる。
やはり浮き彫りになったのは、いつも自信の持てない自分だった。
完璧になれない私、足りない私、自信のない私……。

これ以上どうすればいいのかわからないけれど
今のままじゃダメだ。

ただもう、自分を変えたかった。

掲載日:2018年03月29日(木)

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ニキビ専門エステ「八王子ニキビ研究所」代表

牛尾佳子(うしお よしこ)

ずっと自分に自信の持てなかった牛尾さんが自分を愛せるようになったきっかけは、「誰かに幸せにしてもらう」事をやめ「自ら未来を作り出そう」と決めた時でした。

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