shiho Episode4:東京に出てきて思った「私と音楽」 | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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楽しいという思いだけでがむしゃらに音楽をやってきた20代が過ぎ、いつのまにか30歳に。
なんかおもろそうやなと思ってノリで東京に出て来ました。

東京に出てきて、私は変に気を張っていました。
私は売れて今までお世話になってきた人に恩返ししないといけないと自問自答し続けました。

何のために東京に来たのか。なんで音楽をしているのか。
考えても考えても答えが出てきません。自分のことが自分で信じられなくなっていました。
また、音楽が嫌になって楽しくないと思いました。

でも、いろいろと回り道はしたけれど、今、やっぱり音楽が一番大好き!
回り道したっていい。これも私の人生なんだ。
誰からどう言われようと私は私でいいんだって思っています。

正直、今の私が今の日本で売れるには、嫌なことをたくさんしなければなりません。
私が音楽で売れるために必要なことを周りの人達が色んなアドバイスをくれたり、誰かを紹介してくれたりする中、わたしの頭の中で「やりたくないことはやりたくない」と頑ななプライドが叫び続けました。

「だからお前は売れへんねや」と何度も言われました。
それでもやりたくないことはやりたくなかったのです。

だけど私は「イケてることをやってたら絶対道は開く」と信じています。
生きていて一番辛いのは人が死ぬことだから。
そして、私は今生きている。
私は自分に嘘をつかず、イケてる奴であり続けたい。
そのための努力ならいくらしんどくてもいいと思っています。
そう生きることで1人でも多くの人の心に響く音楽ができると思っています。

シンガーソングライターに路線変更したあとも、わたしが「バンドスタイルでライブがしたい」と言うと、たくさんの仲間がサポートしてくれました。
なぜみんなそこまで助けてくれるのかずっと不思議でした。
でも今は私の音楽への情熱と、その仲間たちの心にも響くライブを今まで出来ていた証拠なのかなと恐縮ながら今は思っています。
みんなのそんな心あるサポートを受けるたびに、しんどくてもやりたいことを絶対手放さず守ってきてよかったと再認識させてくれました。

「頑張ってきたら、皆が手を差し伸べてくれる」

なんて思ってはいないけど、誰かが手を差し伸べてくれた時には、自分頑張っていたんだなあってうれしく思う。そんな人生って素敵じゃない?

生きるのはしんどいと思うかもしれないけど、そこでくじけちゃいけない。
不安もたくさんあるだろうけど、それでも大丈夫。不安が悪いわけじゃない。
しんどいことと楽しいことを半分ずつぐらい持っていれば人生は絶対楽しくなるから。
しんどいことがあったら楽しいことが100倍楽しくなるから。

これからも私は、辛くてもずっとイケてる奴で居続けて、心がワクワクすることを大切にしていきたい。
音楽が好きで、人が好きでやりたいことをやって生きていく。

それが私のKeyPage……。

掲載日:2017年11月24日(金)

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シンガーソングライター

shiho(しほ)

中学校の頃に音楽の楽しさに目覚め、それ以来音楽とともに生きてきたシンガーソングライターshihoさん。
様々な経験を重ね、音楽を見つめ、続けていくことを決心したキッカケとは?

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