門脇優衣 Episode4:出会いが人を幸せにする~念願の「twins BAR」オープンへ | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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ある日、私はお客様の紹介で不動産の社長と出会う。彼は、富裕層の人たちのおもてなしになる場所を作りたがっていた。

「私が美人をたくさん集めるから、みんなでパーティーしましょう!」

それが、門脇双子主催パーティーの第1回となった。

私が美人を、社長が富裕層を集めて、総勢80人がそろった。

パーティーに来た富裕層の人は、ただお金を持っているわけじゃない、それだけのお金を稼げる力を持っている、“上質”な人たちだった。

パーティーではたくさんのマッチングがあった。このパーティーがきっかけでビジネスが繋がった人や、恋仲になった人もいた。

このパーティーをきっかけに私は気づいた。

人生を豊かにするのは、人との「上質な出会い」なんだと。

今の私は、たくさんの人たちとのご縁によって形づくられている。

「あのとき、あの人と会ってなければ」そんな出会いでいっぱいだ。

千尋、両親、なるみ、困ったときに助けてくれた人、だました人。ホステスのママ、経営の師匠、専門学校の恩師……。全ての出会いによって今の私がいる。

たくさんの人の支えによって救われた。私も、誰かの「きっかけ」を与えられる場を作りたい。それが、今まで支えてくれた人たちへの恩返しになると思った。

パーティーのコンセプトは「きっかけ」。

「人と人との上質な繋がりが豊かな人生を創る」をモットーに、門脇双子主催パーティは、福岡、東京で続いていく。

 

千尋とは、よくこんな話をした。

「ツインズバー、やりたかったよね」

双子でバーを経営するのが19歳のころからの夢だった。でも、仕事もあるし、子供もいる。いつの間に、遠い夢になってしまった。

 

私たち、「やりたかったねー」って言いながら、実行しないままおばあちゃんになっちゃうのかな……。

 

やっぱり、諦めきれない!

やらなければ死ねない!

そんな想いが日に日に増していく。

そして、29歳の6月、私たちは年内にバーをオープンすると決意。

行動しない限り何も動かない。

今の環境を変えない限り、夢は夢のままで終わってしまう。

19歳のとき決断できなかった理由は「妥協」。ただ自信がなかった。

オープンしたその先の「目的」がなかったから失敗を恐れていたけれど、今の私たちには明確な「目的」がある。だからもう「妥協」しない。

そんなとき、私たちのパーティーに興味を持ってくれたという社長と出会った。私たちの話を聞いて、彼はバーの物件を紹介してくれた。

「こんなおもしろい双子のバーは俺も見たい。全力でサポートする!」

念願の夢だったツインズバーの目処が立った。やろうと決心してから1ヵ月後のことだった。

12月1日。【誰もが訪れる、人生の好転の「きっかけ」に出会えるバー】 を目指して、私たちの想いの集大成「twins BAR」はオープンした。

念願のバーカウンターに千尋と立つと、目頭が熱くなった。

「これからが本番だ。門脇双子としての使命を果たすんだ」そんな気持ちが込み上げてくる。

 

なるみの死をきっかけに「人生は1回しかない」と気づいてから、私は変わった。

自分のやりたいことに反した生き方をしないこと。人生は必ず良くなるようにできていること。その道しるべが「心がワクワクするかどうか」ということ。

どんなにドン底を味わっても、それはこれから人生が好転するきっかけにすぎない。「夢」を「目標」に変え、決心し、行動すれば、心の中に描いた夢は必ず叶う。だから私は、今日が終わる0.1秒まで走り続ける。

自分じゃできないから、お金がないから、時間がないから……。そう思って、やりたいことを諦めている人はたくさんいると思う。これを見ているあなたもそうかもしれない。

でも、人生1回しかないから!今、本当にやりたいことをやらなくちゃ。

私のKey pageとの出会いが、自分の人生に正直に生きたいあなたの“きっかけ”になりますように。

掲載日:2019年01月04日(金)

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ジュメルアンシャンテ合同会社執行役員広報部長、twins BARオーナー

門脇優衣(かどわき ゆい)

双子の姉と「twins BAR」を経営する門脇優衣さん。彼女が夢を叶えたキッカケは、大切な親友との別れと、たくさんの人との”出会い”でした。

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