私はまだ何者にもなっていない。
役者としても人間としてもまだまだ未熟で、だからこそ自分の経験していない事を経験してきた人と出会うのがおもしろい。出会う人出会う人皆が私の憧れで、私という人間の深みがこうして増してゆくのがうれしいのだ。
ああ、早くおばあちゃんになりたいなあ、と思う。
たくさんの人に会い、たくさんの影響を受け、いまの私には想像もつかない深みと厚みのある人間になり、魅力的な役を演ずるおばあちゃん役者になりたい。私はいったいどんな人生を歩み、どんな役者になるのだろうと、毎日わくわくしている。
それに、役を演ずることのおもしろさや意義深さも伝えてゆきたい。
お芝居で自分ではない役を演ずる機会を頂いて、自分という枠を超えて疑似的に人とコミュニケーションすることが、私が現実に人と付き合う場面においても大いに役に立っている。ただ演ずることがおもしろいだけでなく、実生活のコミュニケーションも豊かにし、人生の可能性を広げるものでもあるということを、大人にも子どもにも伝えてゆきたい。
やりたい事はたくさんあるし、私の想像を超えた未来にも心は躍るばかり。
はるか昔、英語劇の舞台で初めて震えたたましいの導くままに、可能性に心を開き、私はこれからも生きてゆく。
これが私のKey Page。。。
掲載日:2018年11月28日(水)
このエピソードがいいと思ったら...
鈴木夢のエピソード一覧
役者
鈴木夢(すずき ゆめ)
おしとやかだった女の子がたましいの求める生き方に気づき、殻を破ってがむしゃらに邁進してゆくストーリー。「おばあちゃん役者になった時が楽しみ」と笑う鈴木夢さんの笑顔と行動力の秘密は……?