外舘冬樹 Episode4:イベントを通して、人の笑顔を作ることが出来たキッカケ | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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そんなとき、友人からBBQに誘われました。「BBQを今までの人生でやったことないし行ってみよう」そんな軽い気持ちでBBQ会場に向かいました。会場に着いてみると、そこには40人を超える人がいました。

「これみんな友達なの!?」

と友人に答えを聞いてさらに衝撃を受けました。

「いやほとんど知らない人だよ」

知らない人同士が集まる”イベント”という存在を知らなかった僕には「そんなものがあるのか!」と衝撃でした。そしてその場で出会った一人から、たこ焼きパーティに誘ってもらったことをキッカケにイベントに参加していくことになりました。イベントに参加するうちに、自分がいかに狭い世界で生きていたかを知りました。

「自分の世界をもっと広げたい!」

そう痛感した僕は、それからというもの、可能な限り毎日のようにイベントを探し、参加する日々を送りました。そんなある時、イベントで知り合ったラウンジのオーナーに声をかけられました。

「冬ちゃん、色んな所に顔を出しまくっているけど、何がしたいの?」

僕には何も答えられることはなく、「何をしたいかわからないから、色んな人に会っているんです」と答えることしか出来ませんでした。

「それなら自分主催のイベントとして、”一日店長”をやってみないか?」と声をかけて頂きました。そうして決まった、1日だけお店を貸し切り友達を集めて運営する一日店長。本当に人が来るのか?お酒も作れない僕に出来るのか?など不安が多くある中、”一日店長”をやる日を迎えました。

そんな不安とは裏腹に、当日を迎えてみると30人もの人が集まってくれて、”一日店長”が終わった後もみんなから「来てよかった」「色んな面白い人と繋がれた」と多くの感謝を貰いました。”一日店長”をやることで「イベント主催って多くの人から感謝されるんだ。」ということに気が付きました。

また、人と人を繋げることで、みんなの世界が広がってくれたことに感動しました。そしてイベント主催の楽しさを知った僕は、自分主催のイベントを少しずつ開催するようになりました。

その後、そのオーナーから、中目黒のカフェの運営委託についての話を聞きました。

「今までの僕は、『自分には無理だ』という思い込みからチャンスを逃してきた。」

「自殺しようと思った身だからこそ失うものは何もない」

そして何より、

「誰かの役に立ちたかった…」

僕は勇気を振り絞り店を始めることを決めました。人と人とを繋げるイベントカフェ。昔の僕のように、狭い世界で生きている人の世界が広がるように…

これが、僕のイベントを通して自分自身の価値に気付いたKeyPage…

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掲載日:2016年10月28日(金)

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イベンター

外舘冬樹(とだて ふゆき)

イベントプロデューサーとして、年300回以上のイベントを開催する外舘冬樹さん。人と人とが繋がる場所を作りたいと思った、その原点とは。

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