晏奈朱美 Episode4:被災地へ、そして障がい者施設へ | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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舞台で震災を強く感じ、同時にもう一つの仕事、体のセラピストの職場のビルも地震の影響で一時的に閉鎖されたこともあり、私は横浜を離れた。

福島や複数の被災地のセラピストの方達と、一時共同生活もした。

震災の日に重なり、十分な開催ができなかった舞台も再演してもらえることになり、難病をテーマの舞台にも歌やお芝居での出演が決まるなど、自分自身も沢山の人たちに支えてもらっていることを日々感じて、被災地への想いも強くなっていった。

そして私は決意する。被災地に行かなきゃ。

それから舞台やライブなどで義援金を集め、最初に訪れたのは、宮城県仙台市にある被災地障がい者センター。

当初は、義援金を届けたらすぐに帰る予定だった。

でも、そこにいる方々に引き留められ、数日間、被災された方達の場所を一緒にまわった。

そこで色々な人や場所に出会う中で、様々なことを感じ、考える事ができた。

心の病の時代とも言われている現代。

心の病気と診断されなくても、誰もが悲しみ、心の悩みを抱えている。

誰も信じられなくて、暗闇の中で生きている人も、世界中にたくさんいる。

言葉や思考、意識でも自分や人生が変われると子供の頃から体感してきた。

身近で大切な人で鬱病、精神の病気になった人達もいて、複数の心理カウンセラーなどの資格、
ヘルパーの勉強もして、様々な障がい者の人達の介助の仕事もした。

「みなさんを明るくしてほしい!」

突然お願いされた就労支援施設での心の講師の仕事。

講師の仕事自体、当初私には無理だと思っていた。

「でも…やってみよう」

思い切って挑戦してみた。

この挑戦でも、私は沢山のことを関わった皆さんから学ばせていただいた。

私からは3年間、心をラクに生きられる方法、人は誰もが必要とされ自分だけの役割があること、
それぞれが違う素敵なところを持っていること、一人一人がたくさんの可能性を秘めているところ、
いろいろな受け止め、気づき、活かし、更に豊かに、
その先に出会える自分や誰かや経験が待っていることなどを伝え続けた。

3年間の中で、実際に深い闇から抜けだし輝いた人達をたくさん見てきた。

心の休日も時には必要。踏み出す時、休む時、人にもいろんな時期、いろんな自分、人生があっていい。

そう強く思うようになった。だって大切な自分なんだから。

掲載日:2018年01月12日(金)

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シンガーソングライター

晏奈朱美(あんな あけみ)

人は誰でも自分だけの輝きを持っている…。そう信じながら、魂のメッセージを届けるシンガーソングライターとして活躍中の晏奈朱美(あんなあけみ)。彼女の歌に込められた熱いメッセージと、彼女の内に秘められる想いとは…!?

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