晏奈朱美 Episode2:音楽、という未知の扉を開けた時。 | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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転機は突然やってきた。

それは、知人の舞台を見に行った時だった。

流れているのは何回も聴いているはずの歌。

なのに、何だかいつもとは違う。
感動で心が震え、終わったあとも胸の鼓動が止まらない。

『なぜだろう…?
 無性に歌いたい…』

不思議な感覚は舞台鑑賞を終え、家に帰っても続いていた。

そして家に帰ったら、着替えることも忘れて音楽教室を探しはじめていた。

『今すぐ、歌いたい…』

どこからともなく湧き上がってくる衝動に身を任せ、翌日にはネットで見つけた音楽教室に足を運んでいた。

発声練習から始まったレッスン。
はじめての経験はとても楽しくて、歌うほどに没頭していき、次第に本格的なジャズも歌うようになっていった。

すっかりジャズの魅力にとりつかれた私に、ある日友達からセッションの誘いが…。

いろいろな楽器と歌手が一堂に会して、共に演奏を作り上げるセッションは、
まだまだ初心者の私にとっては難しいものなんじゃないかな。

でも同時に未知の世界に踏み込むことは、少し怖いけれどワクワクもする。

色んな想いを巡らせながら、意を決してセッション会場に向かった。

はじめてのセッションが終わった後、ピアニストが声をかけてくれた。

「ここで、今度ライブやってみなよ。」

自分のライブ?…
考えてもみなかったけど、おもしろそう。

気が付けば、定期的にワンマンライブをするようになっていた。

そんなある時期、英語で歌っている自分に疑問を持ちはじめ、
ジャズを自分なりの日本語詞にして数曲歌ってみた。

それを伴奏しながら聴いていたピアニストから、今後はこんな言葉が。

「曲も作ってみたら?」

思いがけない言葉。

音楽の勉強もしていない、譜面も読めない私にできるわけないよ。

そう思いながらも、家に帰り着いてから湧き上がるメロディーに身を任せ、音楽にしてみた。

できあがった3曲に、歌詞も付けてみる。

翌日出来上がった曲を録音し、ピアニストの元へ。

「いい曲だね。」

うれしい!

自信をつけた私は、その後も次々と曲を生み出し続けた。

「そろそろ自分で譜面を書けるといいね。」とピアニストに言われ、
ピアノでのコードのおさえ方、譜面の書き方なども覚えていった。

曲を作ることが日常になったある日、
子供の頃に自分で自分に寄り添い励ましていた言葉、心に響く言葉を書いてみようと閃いた。

その閃きはすぐに形となり、歌の先生に伴奏してもらいながら歌った。

曲を歌い終えると先生から、
「朱美ちゃんに元気をもらえた。ありがとう!」
と涙を流しながら言われた。

これだ!

心に抱えてしまっている涙を流せるような、笑顔になってもらえるような曲をこれからたくさん作っていこう!
そう思った瞬間だった。

掲載日:2018年01月12日(金)

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シンガーソングライター

晏奈朱美(あんな あけみ)

人はもっと輝けるはず。そう信じながら、魂のメッセージを届けるシンガーソングライターとして活躍中の晏奈朱美(あんなあけみ)。彼女の歌に込められた熱いメッセージと、彼女の内に秘められる想いとは…!?

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