そんな小学校生活を過ごす中、9歳年下の弟が誕生。
弟がずっと欲しかったので、私もうれしくてうれしくて、
あやしたり、ミルクをあげたり、一緒に遊んだり、おむつを替えたりとわが子のように積極的にお世話をしていました。
私もお世話するのがとても楽しかったし、両親も喜んでくれて更にうれしいと感じました。
自分の受けた愛情を弟にも伝えたいという気持ちもあったのだと思います。
両親にしてもらってうれしかったスキンシップ。
「大好きだよ」と弟にたくさん伝えながら楽しい時間を一緒に過ごして、深い信頼関係を築いていきました。
ものすごいスピードで成長していく弟と日々関わる中で、人の成長ってこんなにおもしろくて神秘的なんだと感動の連続!
「子どもと関わるのってこんなに楽しいんだ!」
時が経ち、中学生の授業の一環で弟の通う幼稚園へ職場体験に行きました。
たった2時間の体験実習だったのですが、いつもとは違った目線で弟のことが見れてとてもうれしく思いました。
またこのとき、同級生と一緒に子どもたちにダンスを披露しました。
想像以上に喜んでくれて、感動……!!
ダンスで何かを表現するってこんなに人を笑顔にするのか、と驚きました。
そのダンスのあと、幼稚園の先生が「好きな先生のところへ行ってくださーい!」と言いました。
すると、園児たちがわーーーっと私めがけていっぱい寄って来るのです。
ハグされ、くすぐられ、もみくちゃにされ……
私は、感動しながら「子どもに関わるって……なんて楽しいんだろう」と強く思いました。
この驚きや楽しさがキッカケとなり、
「保育士になる」という明確な夢を抱きました。
掲載日:2017年11月03日(金)
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三原勇気(みはら ゆうき)
現役保育士として、多くの人をスキンシップとダンスで笑顔にする三原さん。多くの人を幸せにしたいと活動をはじめた三原さんのキッカケとは?