YASU-CHIN Episode2:ダンスは好きだけど、これって本当にやりたいこと…?自分の本心に気づいたキッカケ | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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高校を卒業して、ダンスを続けながら勉強するため、得意の英語を生かして大学の英米文学科に進学した。大学ではダンスサークルに入った。高校時代、嫌なことから逃げずに登校し続けたことは、いつの間にか自分の自信になっていた。人見知りだった私でも友達ができた。
友達ができると、さらに自信が持てた。自分は存在していいんだ、と思えた。大学で3年ほどダンスを続けていると、男性のダンサーが少ないためか、ツアーのバックダンサーや舞台に声がかかった。大きなステージで踊れる喜び。そして大学を卒業してからも就職はせず、アルバイトをしながらバックダンサーなどの仕事をもらって続けていた。

…でも、私のやりたいことと、何かが違っていた。

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私は、スターの後ろで踊っていたのに、誰よりも目立とうとしていた。そんな私はスタッフに怒られ、ポジションもどんどん下げられてしまった。

「ダンスには自信があったのに。」悩んだ末に私は気付いた。

自分は後ろではなく、前面に立ちたかったのだ。
ツアー会場のセンターで輝くスター。私は知らず知らずのうちにその位置に憧れていた。そしてしばらくして、私はバックダンサーを辞めた。

その後、ダンススクールの先生としてレッスンのお仕事を始めた。誰かの後ろではなく、生徒の前で、ダンスをする。

…やってみると、これも何かが違う。ダンスの「きらめき」が感じられなかった。生徒ともめることも多々あった。ダンスが好きなのに、バックダンサーでもない、スクールの先生でもない…。 私はやりたいことがわからなくなって、もう一度自分を見つめなおすために、ある決断をした。

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掲載日:2016年11月28日(月)

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ジャズダンサー・ダンスインストラクター
振付師

YASU-CHIN(やすちん)

ダンスを通してTV番組、インストラクター、イベントなどで活躍しているYASU-CHINさん。かつては友人もなく居場所もない。灰色の日々だった彼の人生…。ダンス一筋に生き、そして見つけた真の彼らしさとは。

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