10代の頃、私は異常なまでの恋愛体質でした。
昔の私は彼氏がいない時期がほどんどなく、友達と彼氏の話をしている時が一番幸せでした。
きっとそれは、高校1年生の時に両親が離婚し、母が仕事に行っている間、私が妹と弟の母親代わりだったことが要因なんだと思います。
いつも頼られて、私は弱み一つ見せずにいつも明るく振舞っていました。
そんな私でも甘えたいんだ。
だから私は、自分をさらけ出せる、そんな自分にとって特別な人を作ることがいつの間にか生きる上で必要となったのだと思います。
しかし、いざ恋人ができると逆に甘やかしてしまうことが多く、それが原因で恋人が離れていくことが往々にしてありました。
そしてその寂しさを埋めるためにまた恋をする…そのサイクルが延々と続きました。
そんな私が20歳になった時、これまでにないくらいとても大好きな人ができました。
相手はひとつ下の大学生、イケメンでオシャレな彼と一緒に歩くだけで、私は幸せな気持ちになりました。
共通点がオシャレ好きだった彼とのデートは、原宿に行って買い物をしたり、古着屋さんやカフェ巡りをすることが大半でした。
私と過ごす時間と同じくらい友達と過ごす時間を大切にしていた彼は、私を色んな友達に紹介してくれました。
“私との関係を真剣に考えてくれているんだ。”
そう思い、彼との幸せな日々を過ごしていました。
掲載日:2016年10月01日(土)
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