大八木潤 Episode4:サラリーマンが夢を叶えれられる社会を目指して | KeyPage(キーページ):起業家の「人生を変えたキッカケ」を届けるメディア

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ドリサラを結成したのはいいものの、始めは何をすればいいのかわからず、飲み会で夢を語るばかりだった。

そんなおり、僕は会社で経営者育成プログラムに誘われた。一度ドロップアウトした自分が経営者候補になるなんて、思ってもみなかった。
これも、「人を元気にする仕事」を続けた結果だ。
僕は研修としてベトナムの子会社に行くことに。ドリサラのことを考えると後ろ髪が引かれる思いだったけど、仲間たちは応援してくれた。

「ドリサラの代表はお前だ。どこにいても、永遠に。だからお前は行ってこい」

僕はベトナムに赴任し、そして現地でもドリサラとして活動した。とはいっても、相変わらず飲み会ばかりだけど。
仕事もドリサラも順調に進んでいた。しかし、ベトナム赴任から3カ月後のこと、本社から電話がきた。

「お前はルール違反をしている」

原因は、僕がフェイスブックに投稿した仕事関係の写真だった。機密に関わるようなものなんて写っていない何気ない写真だったけど、それが会社のコンプライアンスに違反していたのだ。

たった1枚の写真がきっかけで、僕は経営者育成プログラムを下ろされ、日本に帰ることに。かっこ悪い。情けない。オフィスのみんなの視線が怖かった。

出戻りで意気消沈の僕を、ドリサラの面々は歓迎してくれた。
「お前がいなくて解散するかと思った」
「経営者になったらそれは普通の人だ。そこで外される人生なんかお前くらいだ。お前はドリサラ代表にふさわしい!」
そりゃあどうとでも言えるけど……何を言われても気は晴れない。

「たとえば女の子が大失恋して、『二度と恋愛しない』っていう。お前だったらなんていう?」

仲間の1人が、僕にそう問いかけた。

僕だったら、きっとこう言うだろう。

「あなたは本当の愛の大きさに気づいたんだ。前より愛の大切さが分かる人になったんだ。今は辛いけど、前より素敵なあなたとして、辛さを抱えて生きていけばいいんだ」

そうだ、そういうことだ。辛いことは辛いこととして、抱えて生きていけばいいんだ……。仲間のおかげで、僕はまた立ち直ることができた。


僕たちドリサラは「全国志ビジネスプレゼンテーション大会」に参加することを決めた。

まだ具体的なことを何もしてなかったから、大会に向けてビジネスモデルを作ることに。夢を見つけるためのセミナー「夢発見会」と、夢を叶えるための行動を実践する「夢育成会」を考案、プレゼンした。

結果は準優勝。大会終了後、僕のもとに名刺交換の長蛇の列ができた。プレゼンだけで、これだけ人の心を動かしたのだ。

それからドリサラは本格的に動き出した。はじめのうちは、僕が毎月セミナーの講師を務めた。段々、受講者の中で夢を叶えた人が現れ始める。すると彼らも講師をするようになる。それを聞いたサラリーマンが夢を見つけて、叶えていった。

彼もそんな一人だった。

彼は「個の花道場」で出会った仲で、仕事でアダルトサイトの管理をしていたけど、それは彼が本当にやりたいことじゃなかった。
「俺は20年以上夢を持とうと頑張ってきた。その成れの果てがこの仕事なんだ」

諦め切っていた彼に、僕は聞いた。

「お前はどう生きたいんや」

夢とは生きざまのことだ。どう生きたいか、したい生き方がない人なんていない。だから誰でも絶対に夢があるんだ。

やがて、彼も自分の夢を見つけた。
母親を早くに失くしていた彼は、共働きのために、母親と子供が一緒にいる時間が短くなっている現状をなんとかしたいと思っていた。

彼は自分の家事代行マッチングサイトを創るため、自分の会社の社長に直談判、「今の2倍の売り上げを出す」という条件をクリアして、サービスの立ち上げに成功した。
家事代行マッチングサイトの立ち上げに成功して、彼は自分の仕事の話を子供にもできるようになった。そして彼の仕事を聞いた子供が「僕もお父さんと同じ仕事がしたい!」と夢を持った。

「夢、あったわ。ありがとう!」

やがて彼もドリサラの講師として、サラリーマンの夢を叶える立場になった。


人を元気にしているときは、命を真っ当している感じがする。もちろん楽しいことばかりじゃない、基本的にはしんどいことの方が多い。それでも、これが僕の生きがい。どん底から這い上がって、生きざま通りに生きると決めたから、もう僕の生き方は揺るがない。

一億総活躍社会なんていうけど、それには仕事で生きたいように生きられないと、仕事が自己実現につながらないとダメだ。どう生きたいか、自分で決めなければいけない。

出発点は自分だ。
サラリーマンが自分のやりたいこと、やりたいことを実現させる方法を、仕事の中で見つけられるようにしないと。

そのために、夢を叶えた成功例を増やしていく。そして会社の協力体制を確立させる。それがドリサラの現在の目標だ。

僕の生きざまが、あなたの夢を叶えるKey Pageになりますように。

掲載日:2019年08月10日(土)

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NPO法人ドリームサラリーマンミーティング 代表理事

大八木潤(おおやぎ じゅん)

サラリーマンとして働きながら、NPO法人「ドリサラ」の代表として、サラリーマンの夢を叶えるために活動する大八木潤さん。自分が本当にしたいこと=夢に気づいたとき、彼の人生は大きく変わりました。

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