そんな時に出会った男性がいました。
彼も離婚していたし、どうせ無理だろうと奥さんに信用されていませんでした。
自分と境遇が似ていました。
だから、素直に話を聞けたのかもしれません。
彼は仕事をお金とはとらえず、何故自分がそれをやるのか、働いて自分がどうなるのか、何故自分でないといけないのか、社会にどう貢献していくのかと、仕事に対して問いを深めていきます。
そんな彼と接しているうちに、彼の仕事におけるスタンスに僕も自然と共感し全ての事象に纏わるベースとなる考え方を築くことができました。
「自分が本当にやりたいことは何なのだろうか…」
初めて自分と正直に向き合えた今、浮かんできたのは別れた妻との思い出でした。
彼女や子供達と過ごす時間こそが僕の全てであり、その幸せの尊さに…今更気付きました。
毎日というのは決して当たり前でなく、とても貴重で限りなく限定された特別なものだと。
「ここまで失ってからでないと、僕は気付けなかったなんて…」
自分のためでも、お金のためでも決してない。
一番大切な家族を守るために、初めて僕は本当の意味で今必要なビジネスを見つけることが出来ました。
幸せのカタチ。その尊さ。
この愛が、当たり前にあるものではないということを、出来るだけ多くの家族に伝えていきたい。
一番大切なものを、もう一度取り戻せる日が来ることを願って。
これが僕の家族への愛に気付いたKey Page…
掲載日:2016年10月21日(金)
このエピソードがいいと思ったら...
島口靖弘のエピソード一覧
株式会社Family Tears事業部 本部長
島口 靖弘(しまぐち やすひろ)
仕事に対する情熱と家族との愛情の間で悩みながら事業を立ち上げた島口靖弘さん。自分にとって本当に大切なものに気付いたのは、まさにそのものを無くしてしまった瞬間だった。