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キッカケインタビュー

私の生きがいって?もがき続けたおネエダンサーが夢を掴んだキッカケ

YASU-CHIN(やすちん)

ジャズダンサー・ダンスインストラクター
振付師

この鍵人のコンテンツ:

キッカケ記事

いま何やってるの?
DRAMATICな世界を愛するJAZZ DANCER。ダンスインストラクターとしてダンス界の次世代を育てる傍ら、ショーラウンジスタイルのイベント「おベガス!」を手掛け、演出、ダンサーとして活躍中。名古屋テレビ「メ~テレ」「ダンスチャンネル」の10分番組「イケダンハント!」に出演中。

ダンスを通してTV番組、インストラクター、イベントなどで活躍しているYASU-CHINさん。かつては友人もなく居場所もない。灰色の日々だった彼の人生…。ダンス一筋に生き、そして見つけた真の彼らしさとは。

キッカケ①:日本ではずっと一人ぼっちだった。そんな私が最初の居場所を見つけたキッカケ

私は東京に生まれ、3歳から10歳まで親の仕事の関係でアメリカで過ごしていた。
10歳で帰国して、進学した男子校の中学。アメリカでの自由な環境とは打って変わり、日本の学校に通うようになって感じていたのは「閉塞感」。学校では「ガイジン」「キモい」と言われ、いじめられたりしていた。友達もいない。ここには自分の居場所はどこにもない…。毎日がつまらなくて、私の前には灰色の世界が広がっていた。

高校に進学しても、陰湿な嫌がらせをされたりしていたけれど、中学での経験から、「こんな奴らに負けたくない、変わらなきゃ」という思いがあった。
そこで私は、「何があっても学校には毎日行く」ということを自分で決めた。高校生活は決して楽しくはなかったけれど、逃げない自分に少しずつ自信が湧いてきた。これまでのパッとしない自分をもっと変えたかった。今の生活を、このグレーな世界を抜け出したいと思っていた。


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そんな時、当時爆発的人気だった安室奈美恵with SUPERMONKEY`Sのダンスに魅了された私は、学校などで抱えたストレスを、踊って発散するようになっていた。見よう見まねで始めたダンス。独学だったけど、踊っている時間はいやなことを忘れられた。


…これが私のダンスとの出会いだった。
いつしか私は、ダンサーになりたいと思うようになった。勉学重視の親には反対されたが、私は勇気を出してダンススクールの門をたたいた。飛び込んだダンスの世界は、女性が多くて、男性でも中性的な人が多かった。この空間はとても居心地がよかった。やっと見つけた。ここが私にとって最初に見つけた居場所だった。


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キッカケ②:ダンスは好きだけど、これって本当にやりたいこと…?自分の本心に気づいたキッカケ

高校を卒業して、ダンスを続けながら勉強するため、得意の英語を生かして大学の英米文学科に進学した。大学ではダンスサークルに入った。高校時代、嫌なことから逃げずに登校し続けたことは、いつの間にか自分の自信になっていた。人見知りだった私でも友達ができた。
友達ができると、さらに自信が持てた。自分は存在していいんだ、と思えた。大学で3年ほどダンスを続けていると、男性のダンサーが少ないためか、ツアーのバックダンサーや舞台に声がかかった。大きなステージで踊れる喜び。そして大学を卒業してからも就職はせず、アルバイトをしながらバックダンサーなどの仕事をもらって続けていた。


…でも、私のやりたいことと、何かが違っていた。


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私は、スターの後ろで踊っていたのに、誰よりも目立とうとしていた。そんな私はスタッフに怒られ、ポジションもどんどん下げられてしまった。


「ダンスには自信があったのに。」悩んだ末に私は気付いた。


自分は後ろではなく、前面に立ちたかったのだ。
ツアー会場のセンターで輝くスター。私は知らず知らずのうちにその位置に憧れていた。そしてしばらくして、私はバックダンサーを辞めた。


その後、ダンススクールの先生としてレッスンのお仕事を始めた。誰かの後ろではなく、生徒の前で、ダンスをする。


…やってみると、これも何かが違う。ダンスの「きらめき」が感じられなかった。生徒ともめることも多々あった。ダンスが好きなのに、バックダンサーでもない、スクールの先生でもない…。
私はやりたいことがわからなくなって、もう一度自分を見つめなおすために、ある決断をした。


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キッカケ③:好きだけど…。離れて気付いたこと 私らしく輝ける場所を見つけたキッカケ

大学を卒業してからも続けていたダンスの仕事、最初はアルバイトをしながらの生活だったけど、いつしかダンスでアルバイトと同じくらい稼げるようになっていた。でも、自分のやりたいイメージと何かが違う…。28歳になったある日、私はダンスから離れることを決意した。


それからダンス関係の先輩がやっている飲食店で、仕事をさせてもらった。ホールもキッチンも、一から教えられて我慢しながらこなしていた。


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そんな中、心の中では、「いつか必ずダンスで食べていけるようになりたい」と、ずっと考えている自分がいた。しかし、「ダンスはもう止めたんでしょ?これからはお店の仕事を頑張りなさい」と言われ続けた。本当の気持ちとは裏腹に。私は言われる度、歯を食いしばっていた。言葉を飲み込み、自分の思いを表現出来ずにいた。そして半年たったある日、私の中で何かがはじけた。


「やっぱりダンスで仕事がしたい!」


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私は我慢できなくなって、先輩に「私を踊らせて!」と言ってしまっていた。
そこから、またがむしゃらにダンスのオーディションやショーパブの試験などを受けまくった。無料で研修をやっているダンスインストラクターの派遣事務所の研修を受けることになり、そこでしゃべりながら踊る、エアロビクスのようなレッスンの技術を身に着けた。スポーツジムのスタジオに行ってみると、音楽に合わせてイキイキと汗をかきながらレッスンをするインストラクターと、楽しそうに踊る生徒の姿があった。そのインストラクターは、まるでツアー会場のセンターにいる、スターのように見えた。


私はインストラクターのスターになりたいと思った。ここならきっと自分らしさを発揮できる。新しい居場所を見つけることが出来た。

キッカケ④:新たな出会いがもたらしてくれた「キッカケ」

インストラクターの仕事は楽しかった。スポーツジムのスタジオで、面白おかしくダンスエアロビクスのレッスンをしていた。なりきってもらうために、「あなたは女優よ~」なんて。そうしたら、口コミで広まったのか、人気になってきた。


そんなある日、テレビ番組のディレクターさんから声がかかった。
しかし、テレビ収録は緊張して上手く出来なくて、結局鳴かず飛ばずだった。


…しかし、また少ししてからもう一度ダンスで出てみないかと声をかけていただいた。


これが私の転機だった。


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それから、疑惑のおネエダンサーとして、出演回数が増えていった。
視聴者からも反応をもらったり、他のテレビ出演や地方営業のお仕事など、今まで経験できなかったようなお仕事が増えていった。


私は、いつの間にか、憧れだった芸能界でダンスの仕事をしていた。
忙しくなって、目の前のいただいた仕事をこなすので精一杯だったけれど、嬉しかった。大好きなインストラクターの仕事は辞めないまま、ダンスを通して、ダンスのお仕事以外にも色々なことを経験することが出来た。



…そして現在、そのテレビ出演を見たという人のお誘いがきっかけとなり、紆余曲折ありながらも、「おベガス!」というショーラウンジスタイルのイベントをプロデュースし、新しい形のショーを発展させていこうという新たな目標もでき、日々奮闘している。


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アメリカから日本に来て、友達も生きがいもなく灰色だった私の人生。
でも、ダンスに出会い、またそれを通じて人と出会い、こんなにカラフルになった。そして、自分らしくいられる居場所を見つけることが出来た。


人生には、いろんな時期がある。
いやな自分を変えようという気持ちがあれば、変われると私は思う。ちょっと勇気をだして、一歩を踏み出してみると、いい出会いも、悪い出会いも通して、自分が変わる。少しつらい時は、そこをちょっとだけ頑張ってみると、すごくいいことが沢山あると思う。私の学生時代とダンスの出会いがそうだったように。


友人、家族、周囲の人たちへの感謝の気持ちを忘れずに。私はこれからも自分らしく表現することをあきらめず、挑戦し続けていきたいと思う。


これが私のKeyPage…

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掲載日:2016年11月28日(月)

鍵人No.0030

YASU-CHIN(やすちん)

東京生まれ。3歳~10歳までアメリカ・シアトルで過ごす。
有名アーティストのバックダンサーや舞台活動を経て、2011年からは日テレ系「スター★ドラフト会議」で『疑惑のオネエダンサー』として奮闘。一躍有名になる。

YASU-CHIN 率いる「おベガス!」
Twitter : https://twitter.com/@ovegas_info/
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