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キッカケインタビュー

「未来は自分で変えられる」 満たされなかった私が変われたキッカケとは

牛尾佳子(うしお よしこ)

ニキビ専門エステ「八王子ニキビ研究所」代表

この鍵人のコンテンツ:

キッカケ記事

いま何やってるの?
ニキビ専門のエステサロンを経営。「肌が美しくなる感動」を手渡すことで自信と誇りを持ち、可能性に目を向け、挑戦する勇気を持つ方が増えるよう、日々活動している。日本プロスピーカー協会の認定プロスピーカーとして選択理論心理学を普及し「コンプレックスのない社会の実現」を目指している。

ずっと自分に自信の持てなかった牛尾さんが自分を愛せるようになったきっかけは、「誰かに幸せにしてもらう」事をやめ「自ら未来を作り出そう」と決めた時でした。

キッカケ①:完璧でなければ愛されないと思っていた。


「完璧」でなければ愛されないと思っていた。

老舗の料理店の長女として、「仕事」の中で育っていった私。
10歳の頃には着物を着て看板娘として働いていた。

恥ずかしくない接客をすること。完璧でいること。
大人に囲まれ、「仕事」の中で育った私は、
子ども心をうまく表に表すことよりも先に、大人の振る舞いを身に刷り込ませていった。

うまく人に甘えることができなかった。
失敗の許されない、物わかりのよい長女。

愛嬌がよく甘え上手の弟と素直に振る舞えない自分を比べてしまう。
完璧にしているのに、弟のほうが可愛がられる。
だからといって、期待通りに完璧に振る舞うことをやめるなんて、怖くてできない。
「完璧でないと、誰も私を受け入れてくれない」
そんな気持ちを抱いていた。

人の期待に反する事ができないから、
知らない事を、知らないと正直に言えない。
出来ない事も出来ないと言えない。

特別可愛いわけでもない。
特技を持っているわけでもない。
加えて、吹き出物だらけの肌と太った体。
毎日、鏡で自分を見るたびに憂鬱だった。

綺麗になって自分に自信が持てるようになりたい、と
皮膚科、化粧品、エステ……ニキビに効くと聞けばなんでも試すも一向に消えない、
肌に広がる憎い、赤いブツブツ。

自信の持てない私は、何かあるたびに見た目のせいにしつづけた。

「どうせ見た目がこんなんだから。肌が綺麗だったら誰からも好かれたのに」



自分の存在価値を考え続けた。

社会人になっても続く、満たされない思い。
朝から晩までがむしゃらに働いても、今の自分の先に幸せな未来なんて描けなかった。
外車を買っても、ブランドものに囲まれても、手に入れた時の喜びは一瞬で、
また気づけば「価値のない自分」に戻ってしまう。

いつも心が乾き、虚しいスキマ風が吹いていた。


次第に、やるせない感情を、自分を痛めつける行為で上塗りし誤魔化すようになる。

「どうせ私なんてダメな人間だもの!」
自暴自棄になり、食べては吐いて、吐いては食べる。
吐いている時の情けなさといったら。
罪悪感を背負いながらも、止められない。
気づいたら摂食障害になっていた。


何をしても満たされない心の隙間。
満たされない毎日を満たしてくれるものを探し続けた。

……人から必要とされたい。
……ただ、人から認められたい。

無価値感という乾きを少しでも潤したくて、
心の割れ目のスキマを埋めるように、たくさんの男の人と遊んだ。

誰かからの愛が欲しかった。
“愛されたくて”たまらなかった。
食べ物を自分の中に詰め込んで吐き出すのと同じように、
遊んでは吐き出して、無意味な恋愛もたくさんした。

乾いた自分という砂地に染み込む、束の間の慈雨のような恋愛。
男性に求められることは、自分が自分の価値を見出せたような気分になれる
わずかな救いだった。


皮肉なことに、
愛されたいと思えば思うほど、DVを受け、お金まで騙し取られる。
どうして? ただ、愛してほしいだけなのに……。
惨めだった。

同時に、自分のことを大切にしていない状態にも気づいていた。
「こんなんだから、愛されなくても当然」と
どこかで自身を卑下している私もいた。


「結局、私はダメなんだ」

自尊心がまた、
一枚、一枚と、剥がれ落ちていく。

開いてしまった傷口に
「惨めな自分」が刷りまれていく。


そんな事を繰り返した20代後半、ようやく出会えた優しい夫。
会社を辞め、引っ越し、私の実家の家業を継いでまで、人生を共にしたいと言ってくれた。

ウェデイングドレスを着て、みんなに祝福されて。ハッピーエンドにたどり着いたんだ!
周りからは何一つ不自由なく映っているはずの、「勝ち組」の人生。
結婚することで幸せになれる。そう信じていたのに。

子宝にも恵まれ、一見幸せな人生を歩み始めた。
なのに、なぜか何かが満たされない日々。

継いだ家業の第一線からは退きつつも手伝いは続けながら、
子育てメインの生活。
「このまま私の人生終わるのかな? 」とぼんやり考える。






34歳、子育てにも慣れてきたころ。

幼稚園への送り迎えの時に、ある人とすれ違った。
思わず声を掛けた。肌があまりにも綺麗で、黙っていられなかったのだ。

「あなたのような綺麗な肌になりたいんです……!!!」

その人に紹介された化粧品を揃え、正しいスキンケアを続けると、
見る見るうちに、肌の状態が劇的に改善されていったのだ!

信じられなかった。
「私は変われる!やっと変われたんだ!」

肌が変わったことで気持ちも前向きになった。
綺麗になった自分を見てもらいたくなり、人前に出るのも嬉しくなった。

これまで沢山の時間とお金を費やしたのに、こんなに簡単に変われるなんて。
今までのスキンケアが間違っていたのだ。無知だった自分を恥じて、悔しくもなった。
肌が変化したというこの感動を人に広めたくて、
私は美容の世界に飛び込んだ。


幼い頃から働いていたはずの私。
「自分でやりたい」と心から思える仕事に出合えたのは、生まれて初めてだった。

目の前に希望の光が差していた。
「ようやくこれで自分の人生の舵が切れる!これが私の生きる道!」


……そう信じて始めた美容の仕事だったのに。
これで鬱々とした人生から解放され、進む道と自分に自信が持てると思ったのに。

やっぱり、仕事でも家庭でも人間関係でも上手くいかない。
どうして? なにがダメなの?
こんなに頑張っているのに……。
一体、何が足りないっていうんだろう。

あと何をすれば、成功するんだろう。私は満たされるんだろう。

キッカケ②:自分の肌が綺麗に変われたことをきっかけに。


仕事を始めたばかりの頃は、化粧品やエステの知識を学ぶ度に
「こんなに楽しいことあるのか!」と感動し、働くことが毎日楽しかった。

仕事を通じて、「人を綺麗にしたい、喜ばせたい」という想いが相手に伝わり、結果
私の幸せにもつながっていると信じていた。



しかし、月日が流れるにつれ対外的な評価を気にするようになった。
周りの人たちと比べては、
「あの人はもっとやっている」
「もっと数字を上げなきゃ」
と焦るようになった。
「数値でわかる成績」というものに囚われるようになっていた。

やればやるほど成績に繋がった。全国でも表彰されるようになった頃、
私の目標の全ては、売り上げを上げること、周りから認められることになっていた。

「数字を下げたら、自分の価値はなくなるんじゃないか」

気づけば、家族のことは後回しにし、お客様をいつも最優先。
家族に批判されても、
「この頑張りの先に独立がある。独立したら時間の余裕もできて、家族との時間も作れる」
そう信じていた。

お客様からの支持は得られても、仲間からの信用が得られなかった。
仕事での人間関係に満たされない気持ち。
それを引きずりますますギスギスする夫婦仲、家族関係。


思い通りに回らないチーム。やればやるほど、空回りする自分。
自分が指導する相手に対して募るイライラ。



「私が体験したように、肌がキレイになることでお客様に自信を持ってもらう」という
純粋な気持ちは変わらないのに、
チームや組織との関係に疲弊し、仲間と想いを共有することが出来なかった。


「なんでもっとやらないの?」
「この人のモチベーションを上げるにはどうすればいいんだろう?!」
人のモチベーションを高めることに悩み苦しんだ。


人の成功、自分の成功、周りの成功……歯車が噛み合わない。
(ここの成功は誰のことでしょう?家族の幸せ、仕事での達成、部下の成功・・・はどうですか?)
独立に必要な試験にも落ち続け、
離婚も考える程、夫婦仲もボロボロになっていた。


「一体、私の何がいけないの?」

ふと立ち止まった先には、
いつも、いつも、どこか満たされない
自信の無い顔をした私がいた。

「こんなに頑張ってるのに……。成果を出しているのに……。なぜ幸せじゃないんだろう」



良い面には目が向かない。
失敗、自分の足りない所ばかりを探してはいつも責め続けた。


八方塞がりになり、なにもかも疲れ果てた頃、
“選択理論心理学”というものに出合った。
「何か、何かが変わるかもしれない……」
藁にもすがる想いで研修に通い始めた。

研修を通じて、改めて自分の生き方、考え方の根本と正面から向き合うこととなる。
やはり浮き彫りになったのは、いつも自信の持てない自分だった。
完璧になれない私、足りない私、自信のない私……。

これ以上どうすればいいのかわからないけれど
今のままじゃダメだ。

ただもう、自分を変えたかった。

キッカケ③:いつも「人のせい」にしていた。大事なコトに気付けた時。


自信が持てず長年悩んできた私に対し、
研修で投げられた言葉。

「自分に自信がないのは“思い込み”だ」


……はぁ?!!思い込み?!?!



信じられなかった。
むしろ腹が立った。

「何言ってるの?!
こんなに長い間、自信が持てなくて、ずっとずっと苦しんでいるのに。
思い込みなワケないじゃない!!」


反発や怒りを抱えながらも、
このままの人生では嫌だ、何かを変えたい、という思いは変わらない。
しばらく研修に通ううちに、ある事に気づいた。


思えば、私は、いつも
「与える」のではなく、「もらう」ばかりだった。
「受け取ること」しか考えていない。
相手に何をしてあげられるのか、ではなく、自分が何を受け取れるのか。

自分が、自分が……。
軸が相手ではなく、自分にしかなかった。
それは、今思うと、「自信の無さ」の裏返しだったのかもしれない。
自分で作り出せない充足感を、自信を、
人からなにかをもらうことで埋めようとしていた。


そして、なにかあれば
いつも「人のせい」にしていた。

幸せに対して「人の基準」で考え、常に「他人任せ」だった。

こうしたら、褒めてもらえるんじゃないか。
褒めてもらえたら幸せになれる。
これで、周りから認められるんじゃないか。
認められたら幸せにつながる。

価値が全て「他人」だった。
判断基準も、「自分の価値」さえも。

うまくいかないと「人のせい」にし、
自分の置かれた環境に不満ばかり言っていた。

「……私はいつも
「誰かが自分を幸せにしてくれる」
そう思っていたんだ」

自分の思い通りにいかないと、自分ではなく、相手を変えようとしてきた。
真正面から自身の弱さに向き合わずに、人のせい、誰かのせいにし続けて
ずるずると何年も引きずり続けてきた。


根本的な問題に気づいたのだった。


出した答えは
「結局は、自分がどう解釈するのか」
「すべては自分次第だ」
ということだった。

幸せになるのかどうか、それは誰が決めるわけでもない。
親が決めるわけでもない、
夫が決めるわけでもない、
社会や周りが決めることでもない。
全ては自分で決めていたこと。

それは本当は自分の責任だったのに、
自分で自分を幸せにする責任を持とうとしていなかった。


今ある現状は、すべて自分の作り出している世界。
自分が思い込み
自分が考え、自分が判断していた。

全ては自分次第なんだ。

キッカケ④:「未来は自分で変えられる」その言葉が初めて腑に落ちた。


「周りに比べられていたんじゃない。
自分が、誰かと比べて今まで生きてきたんだ」


そう思えた時に初めて、自分のダメな所も許せるようになった。

私なりに、自分で自分を守ろうとしていたんだ。
満足できない、足りない充足感を埋めるために、
少しでもよくなりたい、といつも苦しみながらも頑張ってきた過去の自分の姿が
愛おしく思えた。

改めて自分と向き合った時、
人間関係の不調の原因は
人との付き合い方、距離の取り方にあった、ということにも気づいた。
こんな自分にも、大事にしてくれる家族がいて、友達がいて……。
日常の当たり前の事がありがたくて、
心からの感謝がこみ上げてきた。


勤めていた会社を辞めてまで、自分と一緒になることを選んでくれた夫。
思えば、お互い向き合うことから逃げていた……。
「もう一度やり直そう」
考え方を変えてゆくことで少しずつ接し方も変わり、
家族関係も夫婦関係もだんだんとほぐれていった。

「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分だけ」

どこかのセミナーでも聞いたことのある知識だったし、
頭ではわかってはいたが、
実体験を通じて
心の底から腑に落ちた。


もう逃げない。

自分の弱さに向き合い、蓋をしていたマイナスの感情の記憶を覗いては、
認めて、ひとつひとつ成仏させていった。


そして全てを終えた時、やっと本当の意味で未来に目を向けることができるようになった。


本来の自分がめざしたい目標は何だったのか。
美容という、人を綺麗にするという価値ある仕事をしているのに、
もっとうまく伝える方法はないのか。

改めて自分のめざす道を見つめ直した。

組織のリーダーとしてよりも、売上や数字に執着するよりも、
自分で自由に仕事をしていきたい。
本当に届けたい人に対して、届けていきたい。



自分の原点を振り返った。美容に対しての喜びを感じたきっかけ。
たかがニキビ、でも悩んでいる人にとっては深刻なことだ。

自分に全く自信が持てなかった私だからこそ、「肌が治ったこと」で未来が開けた経験を活かして、自分のことが好きになるきっかけを作りたい。

ニキビで悩んでいる人に向けて、仕事をしよう。
ニキビ専門の美容エステを開こう。
2016年8月、八王子ニキビ研究所を開業した。


コンプレックスは心の自殺に等しい。
コンプレックスのせいで、自分の可能性に蓋をしてしまう。

その蓋を開くお手伝いを私がすることで、
自分らしさを人生の中で発揮できる人が
一人でも多く増えてくれたらと思う。

エステ、美容を通じて
お客さんの新しい未来の作るお手伝いをしたい。



……未来は自分で変えられる。

これが私のKey page。

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掲載日:2018年03月29日(木)

鍵人No.0094

牛尾佳子(うしお よしこ)

2016年、自らがニキビを克服した過去と、15000人の肌を見てきた経験をもとに、ニキビ・肌荒れに悩む方に「一生悩まない肌作り」を伝えるためにニキビ専門エステ「八王子ニキビ研究所」をオープン。一日でも早くニキビを治して、自分が好きになれる一歩を踏み出して欲しいという願いを込めてお店を運営している。

HP: http://nikibi-clinic.jp/

https://ameblo.jp/epris1204

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