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キッカケインタビュー

「社長は我が道を切り拓くもの」という理念を実感したキッカケ

梅原和宏(うめはら かずひろ)

プレジデントギア創設者
株式会社 umehara & co. 代表取締役

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キッカケ記事

いま何やってるの?
株式会社ウメハラアンドカンパニー三代目代表取締役として、日本発の世界 ブランドを作り職人の技術を後世へ引き継ぐ。名刺入れ・財布・バッグ・手帳カバーなどのビスポークサービスを中心に展開中。

社長のためのオーダーメイド財布「プレジデントギア」をブランド展開する梅原和宏さん。今や社長たちがこぞってオーダーするその勢いが生まれたのは、彼がある大物経営者と出会い、自身の事業家としての真価を問われたことがキッカケだった。

キッカケ①:既製品からオーダーメイドにスイッチしたキッカケ

私の家は、祖父がスポーツ用品店を経営していました。
父の代で野球のグラブ(グローブ)メーカーとなり、引き継いだ3代目の私が、グラブだけでなく、その革を使って別の製品も作りたいと考え、財布や鞄なども製作する事業を始めました。

元々は既製品のみを取り扱い、オーダーメイドは受けていなかったのですが、父の伝手で多くの社長様とお会いし、お話をさせていただいていく中で、オーダーのニーズは非常に大きいことを実感させられました。
「オーダーメイド」であることに食いつく人が多かったのです。

そんな中、とある知り合いの社長様から、「1年くらいかかってもいいから、オーダーメイドで財布を作ってほしい」というお声が掛かったことをキッカケに、そんなに猶予を頂けるのであればと、チャレンジしてみました。

そのご依頼が、今の事業の形になったそもそものキッカケではあるのですが、その時は、そのご依頼のみ対応させていただいただけで、オーダーメイドをメイン事業にするには至りませんでした。
より大きな転機は、そのご依頼からまたしばらく経過して、2件目のご依頼をいただいた時に、訪れたのです。

キッカケ②:訪れたチャンス、新しい世界を切り拓いたキッカケ

キッカケは、SBIホールディングス(大手金融持株会社、資本金800億円以上)のCEO北尾吉孝さんの講演会に参加させていただいた時のことです。
講演の最後に質問タイムがあり、私を含めて数人が手を挙げました。
そこで、まず指名された女性が、こんな質問をしたのです。


「デキる社長は折り財布を使っていると聞くのですが、北尾さんもそうなのでしょうか?」


北尾さんは、ご自身の財布を取り出し、答えます。


「はい、私も折り財布です。けれども、できればもっとカードを入れるポケットのある財布が欲しいんですけどね。」


まるで、財布職人の私のために用意されたかのようなシチュエーションで驚きました。次に、私のところにマイクが回ってきた時、なりふり構わずに、


「オーダーメイド財布職人の梅原です!北尾さん、カードを入れるポケットのある財布、お作りします!」


会場が、どっと沸き立ちました。
誰がそんな展開を予想したでしょうか、北尾さんも笑いながら「ぜひお願いしたい」と仰ってくださいました。
あまりの衝撃に、肝心の質問は、何を聞いたのか覚えていません(笑)


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講演会終了後の懇親会では、北尾さんに直接ご挨拶と名刺交換をさせていただきました。
私はこの時点ではまだ、「さっきのはリップサービスかもしれないな、会場の空気を壊さないようにそう言ってくれただけかもしれないな。」と、訝っていました。
しかし北尾さんは、その場で念押しをしてくださったのです。


「本当にオーダーメイドをお願いしたいから、必ずメールをください。」

こんな大物の方が、私に直接オーダーをくださるという事実に、ただただ、驚きと喜びが溢れました。
それからメールで日程を合わせさせていただき、六本木にある北尾さんのオフィスまで伺いました。

部屋に通され、北尾さんと2人きりになりました。秘書の方すら同席せず、2人きりということで、今までにないくらい体中が汗ばんでいました(笑)。

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北尾さんは一言、「どんな財布を作ってくれるんですか?」


と尋ねてきました。
私は、知識と意識を総動員して、気に入っていただけるよう懸命にプレゼンをさせていただきました。

この方は、今まで自分がお客様としてお会いしてきた社長たちの、さらにもっと上位にいる方だ、全力全霊で臨まなければならないと、必死でした。
たった20分ほどのお打ち合わせでしたが、その結果、「ではそのような形でよろしくお願いします」と、正式にご発注をいただくことができました。


その帰り道、私は確かな手応えと、自分自身の進化をひしひしと感じていました。
まだ若造と呼ばれる年齢の私が、こんな大物経営者と出会い、直接お話しできるだけでもすごいことなのに、自分の商品を直接ご購入いただけるなんて・・・・自分の、男としての価値、事業家としての価値が、大きな世界で認められたような気がしました。

キッカケ③:男として、事業家として、新しいステージに踏み出したキッカケ

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北尾さんとの出会いは、私の中の男としてのステージ、事業家としてのステージを大きく変えました。
今考えても、北尾さんとの打ち合わせほど、人生で緊張した時間はありません。

何をどう話したかもよく覚えていないくらい緊張しながら挑んだ、それまでより遥かに高いステージ。
私は、この事業に対して、「社長は我が道を切り拓くもの。
だからこそ、既製品に甘んじることなく、世界でたったひとつのものを持つべし」という理念を持っています。

自分の力で、新しい世界を切り拓いたその時が、その理念が自分自身の心に本当の意味で落ちてきた瞬間でした。


尊敬する経営者、北尾吉孝さん。
この方と出会い、自分の商品を買っていただく。


すなわち自分の価値を認めていただいたことが、私にとってのKey Pageです。

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掲載日:2016年09月26日(月)

鍵人No.0007

梅原和宏(うめはら かずひろ)

同志社大学を2週間で中退。
19歳の時に兵庫でカフェの店長。
その後、イギリスへ渡英し、中古レコードの輸入をスタート。
帰国後、沖縄のIT企業でプログラミングを学び、実家の野球用品販売会社へ入社。
2014年9月同社代表取締役就任。

『プレジデントギア』HP
http://presidents-gear.com/

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