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キッカケインタビュー

僕はホームレス社長!一日の給料は50円です!

小谷真理(こたに まこと)

世界一楽しいホームレス

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キッカケ記事

いま何やってるの?
自分の一日を50円で売りながら、大勢の人の“恩”で人生を回している。そのことが話題になり、テレビ、ラジオ出演、イベントオファー、また数々の自分事をクラウドファンディングで成功させたり、1000人規模のイベントを開催したり、と世界一楽しいホームレスといっても過言ではない。

自分の一日を50円で売りながらホームレス生活をする小谷真理さん。彼の人生を激変させたのはキングコング西野さんからの上手くいくためのアドバイスだった!

キッカケ①:全く売れない芸人時代…ラストチャンスで東京に

僕は先のことなんて考えたことがない。とにかく自分のやりたいように、自分の感情のままに生きている。高校生の時に友だちと一緒に漫才をした。腹を抱えてゲラゲラ笑う姿に何とも言えない満足感を覚えた。
ま、別にそれがキッカケではなかったのだけど、高校を卒業して僕はNSCに入った。笑いがブームだったから、ホントそれだけの理由。そして横に座っている奴とコンビを組んだ。横に座っていたから。


漫才は、本当にやりたかったことではなかったのかもしれない。
ダラダラバイトして、漫才して、女の子ナンパして、またバイトして。気がついたら10年経っていた。こんなに10年間を省略するほど語れない人も珍しいだろ(笑)


「あ〜あ、なんか大阪やったら俺は売れへんなぁ。東京で再出発してみるか!」


とはいえ、東京には友人も住む場所も仕事もない。


「どうしようかな〜。。」


そんな時偶然、先輩であるキングコング西野さんに道端で出会い、その流れで西野さん主催の独演会に訪れ、無理言って打ち上げに参加した。
そして西野さんに「僕東京進出したいんですけど、住む場所がないんです。」と相談したところ、ゲラゲラ笑いながら西野さんは言った。


「じゃあ俺の家に住めば?」


即座に居候が決定した。


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キッカケ②:西野さんから言われた一言…「お前ホームレスになれ」

東京での西野さんとの居候生活は快適だった。西野さんは仕事部屋から滅多に出てこないため、広いリンビングをほぼ独り占めしていた。


「これで家賃4万円は激安!俺めっちゃラッキーやん!」


こんなに良い生活を送らせてもらっていたのに、なんと僕は家賃を初月で滞納してしまった。西野さんに注意され、来月はきちんと払おうと心に決めた。
にも関わらず…信じられないことに、僕は2ヶ月目も家賃を滞納してしまう。可愛い女の子に使ってしまってたのだ。ホントに信じられない。その女の子には、結局フラれるし…

「どうしよう…」と、そのことを芸人の先輩に相談したところ、


「それちゃんと謝ったほうが良い!坊主にしろ!謝罪はまずそこからだ!」


僕は疑うことなくすぐに坊主にし、西野さんの好きな寿司を準備し、玄関で土下座して西野さんの帰宅を待った。


しばらくして、帰宅した西野さんは僕の姿を見て…


「反省してることを分かってもらうためにあからさまに坊主にする…そんなやつが一番嫌い。あと、寿司買う金あるなら家賃払え」


完全に逆効果だった。そらそうだ。
しかしその後、西野さんはゲラゲラ笑いながらこう言った。


「お前ホームレスになれ!んで毎日その様子を生配信しろ!その方が絶対上手くいくから!」


……僕はホームレスになった。


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キッカケ③:笑うホームレスになれたキッカケ

なぜホームレスになったら上手くいくのか全くわからないまま、僕は西野さんの家を後にした。とにかくまずは寝る場所を探さなければならない。
僕は目についた公園を寝床として暮らすことにした。ホームレス生活を続けていくと、自然とホームレス仲間が出来た。雨が降った時に寝るオススメの公園。
炊き出しをやってくれる場所など、ホームレスも情報社会なのだ。

そんな僕の生活は、西野さん(が面白がるため?)のアドバイスのもと毎日生配信された。ホームレスの人達は、皆色々な事情があってホームレスをやっている。
バレないように音声だけを隠し録りして配信するのが当たり前になっていた。そんなスレスレの内容が評判となり、僕の生配信の視聴者は日に日に増えていった。


そんな生活の中あることに気付いた。


「ホームレスとはいえお金がなくては流石に死んでしまう!」


僕はなんとかお金を作ろうと、西野さんに相談に行った。


「BASEやったらええやん!」


BASE…?これまた初めて聞く単語だ。


聞けばBASEとは、自分で簡単にネットショップを開設できるサービスとのこと。西野さんは「そこで小谷のショップを立ち上げたらええやん!一気に社長や!よっホームレス社長!」


西野さんがケラケラと笑いながら、ただただ僕は不安でしかたなかった。


「いや、僕売るものなんてないっすよ。」


「自分の一日売ったらええやん!ギャハハハ!」と西野さん。


ホントこの人は…汗


その時、「ただいま〜!」と誰かが帰ってきた。


「紹介するわ!我が家に来たヤン君!」


話を聞くと、このヤン君と名乗る人物は、2009年のアメリカの有料アプリランキングで1位を獲得するほどの凄腕の社長だった。


早速西野さんからヤン君に僕のネットショップの構想が伝えられた。


「人身売買の店!良いね!(笑)やるんだったらできるだけ安く!あ!一日50円で買えることにしよう!」


はい?


西野さんに続き、このヤン君もとんでもない人だと思った。1日を50円で売ってどうやって生活できるのだろうか?この人はバカなのだろうか?


そう思い2人を見てみると、「え?お前がバカなんじゃない?」と言われているほど2人はゲラゲラと笑っていた。


しかし、その後に言ったヤン君の言葉になんだか僕は感銘を受けた。


「小谷くんはできるだけ多くの人に会って、ほぼ無償でその人達を助けてあげるんだ。そこで発生する“恩”で人生を回したほうが良い。大丈夫!“恩”って言うのは必ず返ってくるから。」


お金を必要としない生き方。そんな生き方があるとは知らなかった。ホームレスとして僕は自分の一日を50円で売る。ホームレス社長の誕生だ。


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こうなったらどこまででも行ってやる!草むしり、引越の手伝い、ペンキ塗り、ライブの出待ち付き添い、パシリ、鬼ごっこの相手、飲み会の人数調整、うつ病患者の話し相手、ヌードモデル…僕の一日は50円で飛ぶように売れていった。ま、月給1500円ですが。


しかしそうやって誰かのために恩を売っていくことで、ご飯をご馳走してもらったり、宿を提供してもらったり、着るものを買ってもらえたり…気付けば僕は1円もお金を使わず生活をしていた。


世の中には、借金に苦しみ自殺してしまった人もいるだろう。お金でモメて大切な人との縁が切れてしまった人もいるだろう。


「お金ってなんだ?」


そんな事を考えながら、僕はホームレスなのに笑っていた。


幸せを噛み締めながら、僕は今日も50円で買われ、誰かの為に働いている。


これが僕の、ホームレスで幸せを掴んだKeyPage…


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掲載日:2016年11月16日(水)

鍵人No.0015

小谷真理(こたに まこと)

10年間芸人をするも全く売れず途方にくれていた時、キングコング西野亮廣と出会い一緒に住むことに。
ラストチャンスと東京に進出するも、家賃を滞納しすぐに追い出されるが、「ホームレスになって自分の一日を50円で売れ」という西野氏の一言がキッカケで、恩を回しながらお金を1円も使わない、世界一楽しいホームレス生活を送る。
2013年、結婚。
(株)住所不定
http://yugamigachi.thebase.in/

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